どもりや赤面・あがり症の人でも深い腹式呼吸ができるようになる

腹式呼吸の「丹田力矯正法」を使えば、体内のエネルギーは上昇気流から下降気流に置換され、どもりや赤面・あがり症の人でも深い腹式呼吸ができるようになっています。

この段階ではもう、どもりや赤面症という汚名は返上しているはずです。ほとんどの人が70パーセントから90%の矯正度が得られ、ふつうの人と何ら変わらずに話したり、あがらなくなっています。

この状態を、矯正法終了後も維持しなくてはなりません。じつはその維持が大変なのです。どんなものでもそうですが、習得しても、その後ほうっておけば腕はどんどん落ちていきます。

たとえばピアノのレッスンに通っていたとしましょう。一生懸命練習してうまく弾けるようになっても、その後練習を怠れば、指はどんどん動かなくなっていきます。どんなものでもある程度のレベルに達したら、その後も練習を重ねて、腕を落とさないことが肝要です。

どもりや赤面・あがり症の矯正も同じです。ようやく体が覚えたエネルギーの置換を、体にしっかりと固定しなければなりません。

そのために、ある先生は隔膜バンドを考案しました。隔膜バンドは、それまでの訓練の成果を体に固定し、さらに完全な腹式呼吸と腹式発声ができるように考案した独自の矯正用具です。

六ヵ月の訓練が終わると、腹式呼吸が一通り身につきます。すると胸骨の内側にどっしりとした重みを感じるようになります。

これはエネルギーの置換によって横隔膜が下がり、横隔神経の硬直がとれてきたためです。腹式呼吸がさらに体に定着すると、のどから胸部、腹部にかけて太い棒が通ったような感じになります。

先生はこれを心棒と呼んでいますが、この心棒の通った感覚を得ることが非常に大事なのです。この心棒は、下降エネルギーが丹田まで通る通り道でもあるのです。

 

 

kouka posted at 2014-2-12 Category: 健康対策の効果