うつ病の治療・接し方・症状の中で神経症とは

うつ病の治療・接し方・症状の中で神経症とは、主に心因(精神的原因)によって起こる精神・身体症状を持つ病気です。

詳細としては、不安障害(パニック障害など)、強迫性障害(強迫観念、強迫行為)、摂食障害(拒食症、過食症)、社会恐怖(対人恐怖症など)、外傷後ストレス障害(PTSD)、適応障害などがあげられます。

その昔は、神経症とうつ病は厳密に鑑別すべきものと考えられていましたが、最近では神経症に対しても抗うつ薬が有効であることが明らかになり(とくにパニック障害、強迫性障害、過食症、社会恐怖、PTSDなどに抗うつ薬のSSRIが有効であることが明らかになってきました)、神経症とうつ病は共通の背景を持つ可能性が考えられるようになりました。

しかもそれぞれは、しばしば合併するため、鑑別するというよりも合併を見逃さないことが重要なポイントになってきているのが現状です。

 

 

kouka posted at 2011-12-8 Category: 健康対策の効果